3年間のインドネシア駐在から帰国して、
半年が経ちました。
(ここはジャカルタの中心部、この噴水のある銅像が
永らく他国に服してきたインドネシアが独立を誇示するシンボルであると共に、
現政府に対するデモが現国民によって絶えず繰り広げられている場所。)
インドネシアを離れるときに、日本でまたパン屋さんをする、と
心に決めて乗り込んだ飛行機で降り立ったのは、
新天地、茨城。
そして、乾いてどんどんと色彩を失っていく秋。
「たれかそを軌道に乗せるまでは後ろは振り向かないゼ。」とばかりに
インドネシアでの思い出に蓋をしてきました。
なぜなら、うっかり記憶の蓋をあけて思い出に浸ろうものなら
あまりにもすべてが違う、今の生活に立ち向かえなくなりそうで。
インドネシアの人懐っこく、ねっとりとした湿度と華やかな色彩、
埃っぽくも甘やかな香りが時折、強烈にアピールして来るも
「belum saat ini!(まだその時ではない!)」と。
少しづつではありますが、
焼いたパンを人にお渡しできるようになってきました。
半年経ったしそろそろ、振り返ってもいい時期かなぁと、
封印していた扉がチラチラと気になっている今日この頃です。
話は変わって・・・、
先日、「たまには東京のお洒落スポットにでも」と
代官山を散策していて行き着いた公園にて。
桜(ソメイヨシノではないから早咲きなのかな)が満開で
天国みたいにきれいだった。