大阪の国際美術館にて開催されている(モディリアーニ展)に行ってきました。
すいと伸びた長い首
そこからつながる、きれいな曲線の小さななで肩。
なにか今にも語りかけてきそうで、
それでいてこちらなどまったく関心がなさそうにも見える
アーモンド形に塗られた瞳。
中学・高校の美術の教科書に必ず載っていて、
とても好きな画家のひとりです。
知らなかったのですが、モディリアーニは35歳という若さで
生涯を終えた画家でした。
その短い年数のなか、時代を追って作品を展示してありました。
その時期その時期で、彼の描きたい手法や世界感があり
それらのものたちが積み重なって
彼の代表作といわれる、あの首の長い女性像の描き方が生まれたようでした。
この先、彼がもっと絵を描きつづけていたら
作風はどう変化し、どんな世界を追求していったのだろうかと
想像することなどできませんが
見たかった、と思いました。
それにしても、四国で育ったわたしには
こんなに世界的に有名で魅力的なひとの作品が
家から電車で1時間以内のところで見ることができるとは
いまだに信じられず、とても贅沢なことだなぁ!と思います。
時間と気持ちに余裕がなければ
なかなか美術館という場所に向かう気になれないものですが
この恵まれた環境に感謝し、もっと芸術に親しみたいと思いました。
帰路の、すがすがしく、背筋のしゃんとのびた気分は格別でしたから。