久しぶりのDVDでの映画観賞。
とってもよかったです。
渡航に向けて慌しい日常ではありますが
敢えて平常心を心がけてすごす日々を送っています。
パン屋時代にはなかなか逢えなかった友人たちとも
こんな機会だからと、顔をあわせることが出来て
いろんな積もる話が出来て
自分はなんとまぁ、人に恵まれた幸せ者かと
噛みしめ、感謝する毎日です。
映画の話。
白銀の世界を映す映像の美しさもさることながら
そこに繰り広げられる人間模様ー。
極致的な場所に何の縁だか居合わせた、ごく少数の人間。
それぞれの職務が異なるし、
もちろん性格や年齢、価値観も、当然異なるもの同士の寄り合い。
今日も異国の僻地で働く夫のことを、
どうしてもダブらせて見てしまいました。
小さな世界では、個人的なこだわりを通せば通すほど、
その行為はそれを理解できない他人にとっての、おかしみになる。
限られた環境のなか、お互い反発がありつつも
同士として育まれる深い愛情が
その南極基地での食生活を介して描かれています。
わたしにとっての注目は、
主人公となる料理人が帰国し、日常にどっぷりと漬かった時にもらすひと言・・・。
きっとわたしたちも帰国した後、おなじようなことを感じるのだろうと、思います。
そこでの暮らしは、自分たちにとっての永遠の日常ではないから・・・。