パン工房の、許可を取ることができました。
これで公の場で、パンを販売することができます。
帰国したら、まずは「工房を作って許可を取る」、
これを目標に進んできたので
保健所の方たちが「じゃあ、後日許可証郵送しますね」と
帰られた後には、文字通りへなへなへな~と力が抜けて、
そのまま大の字に、工房の床に寝転んでしまったほどでした。
9月22日にジャカルタの空港を飛び立って以来、
いったいどこに着地するんだろうと、不安な日々もありました。
それほど多くない物件のなかから、
工房としての使用を、大家さんから許可してもらえる家となると
正直、消去法に近いものがあった。
ひと月以内に決めなくてはならない期限もあって、
わたし1人の我がままに家族をまきこんでいるような、
そんなにまでして、やる価値のあるパンなのか、
私のパンは・・・、などと追い込まれた気持ちになったことも。
でも、夫の変わらず手厚い(?)協力体制、
不動産会社の担当の方の有能さ、
工務店さんのプロならではのアドバイスや技術、
明石時代の友人やお客さまからの温かいメッセージなど、
いろんな人の手をお借りして、今日という日に至った。
さまざまな出来事が走馬灯のように思い起こされて、
気づくとあたりは真っ暗、小一時間ほど放心状態だった模様。
スタート地点に立っただけだということは分っているけれど、
感慨深くて、ちょっとしばらくはぼんやりしそうです。
許可が下りたらすぐ焼けるようにと
起こしておいたレーズン酵母で、
さっそく焼いたパンたちです。(あ、ぼんやりしてない、笑)
気温が低いので、発酵に時間かかった~。
でもおいしく焼けました!
晩ごはんの後だったけど、めちゃくちゃたくさん食べて
パン祭りしました。
これから、はじまります。