繊細かつ豪華なシャンデリアが下がる高い天井
うす暗くムードのある間接照明
ふかふかのカーペットを踏みしめ、低めのソファーに身を沈めた
そこは、元町にある元老舗キャバレー(クラブ 月世界)
金曜日に行ってきた(中山 うり)さんのライブは
「夢のようなひととき」とはこんな風な時間を言うのだろう・・・
というような素晴らしさだった。
歌声や奏でられる音色はもちろんのこと
曲によっていろんな顔をみせるステージ上の彼女からも眼が離せない。
ともにステージをつくる楽器弾きの彼らと
旅から旅のサーカス一座の女座長、といった顔。
あるときは、港町酒場のピアノ弾き。
あるときみせる、どっしりとした愛情ぶかい表情は
イタリアのマンマのよう。
ここがどこであるのかをしばし忘れ、
彼女がつくりだしみせてくれる世界に夢中になった。
会場に着いた時に、偶然にも入場待ちをしていた友人4人組とばったり遭遇。
なんとまあ、整理番号までほぼ並びという偶然が続いた。
逢えそうでいてなかなか逢えない友人たちとそろって
ともにステージを見ることができたというのも
なんともうれしいできごとでした。
あぁ、いまもCDで歌声を聴きながら
あのすばらしいひとときを思い出し、うっとりとしている。